バインダー版住宅地図完全ガイド
ゼンリン住宅地図のB4版は、標準で「バインダー(ファイル)タイプ」でも販売されております
いわゆる「ルーズリーフ」と同じく、背表紙がなく全ページバラバラで、36個の穴が開いており、リングファイルで綴じられるようになっています。
バインダー版のメリット
コピーがきれいに取れる&まとめて取れる
ゼンリン住宅地図は、谷の部分が意外と浅いので、冊子版でコピーをとる場合、谷近くがゆがんでしまいますが、ページを外せる36穴版であれば、その心配はありません。またADF(給紙装置)があれば、まとめてコピーができます。
冊子より傷みにくい丈夫な専用バインダーで綴じますので、全体的に冊子より傷みにくいです。
バインダー版のデメリット
バインダーが厚く重い
バインダーは市販のものでは使えないので、「住宅地図専用バインダー」を使うことになります。これは厚さが2種類しか無く、薄い方でも4センチくらいあるので、棚に入れるとかさばります。また、丈夫で高級感がある分重いです。バインダーは別売りなので、費用も余分にかかります。
ページが破れやすい
穴の開いている左側は、雑に扱うと破れやすくなっております。
バインダー版住宅地図の価格他
ゼンリン住宅地図バインダー版は、通常の冊子版と価格は同じです。ただし、普通の冊子版を、注文後穴開け加工してもらうので、冊子の注文より1-2営業日余分に納期がかかります。
住宅地図専用バインダー−現行版
B4拡張版36穴のゼンリン住宅地図は、市販のバインダーでは綴じられず、ゼンリン社の住宅地図専用バインダーが必要です。布張りで高級感があるのですが、その分お値段も高いので、当社にて、独自で同等品を作成致しました。
○当社製住宅地図専用バインダー(B4版) 売価4,000円
写真のように当社のロゴが入っていますが、それ以外は違いはなく、ゼンリン製と全く同じように使用できます。
○ゼンリン製住宅地図専用バインダー(B4版) 売価5,250円
ゼンリン製(製造はコクヨ)のバインダーです。
ほとんどの地図は、これに収納できます。普通サイズの、厚さ1.5センチくらいまでの住宅地図であれば、2部綴じられます。
○ゼンリン製住宅地図専用バインダー(B4特厚版) 売価6,300円
非常に厚いゼンリン住宅地図用の、特に厚い(幅6センチくらい)バインダーです。以下の地域の住宅地図に必要となります。シールに「厚口」との表記あります。
■特大でないと入らないもの
福島県福島市/福島県郡山市/新潟県上越市1(上越)/新潟県新発田市他/新潟県柏崎市他/新潟県十日町市/福井県福井市1(福井)/福井県越前市/富山県富山市1(神通川以東)/富山県富山市2(神通川以西)/富山県高岡市/愛知県豊田市1(挙母・高岡・上郷)/愛知県岡崎市(岡崎)愛知県豊橋市/広島県呉市1(呉)/愛媛県松山市1(松山)
■一応入るが、特大でないと使いづらいもの
北海道函館市1(函館)/栃木県宇都宮市2(市役所より北)/栃木県足利市/群馬県高崎市1(高崎)/千葉県松戸市/長野県長野市2(北部)/長野県松本市1(松本)/愛知県一宮市1(一宮)/三重県津市1(津)/三重県鈴鹿市
○ゼンリン製ブルーマップ専用バインダー(B4版) 売価5,250円
ブルーマップ(住居表示地番対照地図)を綴じるバインダーです。表紙背表紙のデザインが違うだけで、住宅地図用と同じです。これには、特に厚いタイプのバインダーはありません。
○ゼンリン製住宅地図専用バインダー(A4版) 売価5,250円
ほとんど知られておりませんが、ゼンリン住宅地図A4版も、バインダー加工する事ができます。(通常受け付けてないので、加工には非常に時間がかかります)B4住宅地図の36穴に対し、こちらは30穴です。探せば、市販のバインダーで対応できそうな感じです。
住宅地図専用バインダー−過去版
「日本で唯一の住宅地図専門新古書店」の当店だけがお送りできるコンテンツ、過去のゼンリン住宅地図用バインダーのギャラリーです。ゼンリンのベテラン社員さんでも、全部はご存じないのでは?
○メジャータイプ−旧布張りバインダー
2000年くらいまで使われていた、布張りタイプの旧バインダーです。現行のものより薄い紺色で、銀色で文字が入っています。
○メジャータイプ−ビニール張りバインダー(グレイ)
これも、2000年くらいまで使われていたタイプですが、全体がビニールで少し安っぽいです。消えかかっていますが、背中に金文字が入っています。表紙裏表紙はポケットになっているので、断裁後の表紙・裏表紙が収納できます。
○マイナータイプ−旧特厚バインダー
いつまで使われていたのか不明ですが、昔の特厚バインダーは、このようにグリーンのビニールタイプでありました。
○マイナータイプ−白いビニール張りバインダー
全体が白い他は、上記のビニール張りバインダーとほぼ同じです。かなり昔に使われていたものと思います。白なので、汚れて見えやすい欠点があるのでなくなったのでしょうか?
○マイナータイプ−ソフトタイプバインダー
背表紙の部分はビニール張りバインダーと同じですが、表紙・裏表紙が、テーブルに掛けようなソフトなビニールです。かなり珍しいタイプで、試作品かもしれません。定価も、ハードタイプより安かったのでしょうか?
その他住宅地図専用バインダー
刊広社・明細地図社等他の住宅地図会社も、原則バインダー版を発行しており、独自バインダーも販売しております。明細地図社が、「経済地図社」として、横浜市・川崎市の住宅地図を刊行していた時には、4穴タイプのバインダーが使われておりました。